初対面の人とのコミュニケーションは難しい?
コミュニケーションの難しさを考える時、やはり最初に思い浮かぶのは「初対面でのコミュニケーション」ではないでしょうか?
初対面の人と話すのが難しいのは当然です。
「初めて会ったから何を話せばいいかわからない」からです。
何が好きで、何が嫌いかわからないから、下手なこと話せないということでお互い気まずくなりがちなのが、初対面同士のコミュニケーションです。
でも私はいつも思うのですが、初めて会うから、相手がわからないからこそ話す内容は簡単です。「相手が何を好きか」を聞くだけでコミュニケーションは成立します。
「あなたはどんな人ですか?」を中心とした会話を組む
初対面で相手がどんな人かわからないなら、「あなたはどんな人なんですか?」と聞き続ける会話を続ければ良いだけです。
「あなたの趣味は何ですか?」
「あなたの家族は何人ですか?
「あなたの尊敬する人は誰ですか?」
そういったことを聞いていけばいいだけです。
合間に自分も「ちなみにわたしはこういう人です」と挟むことで、円滑なキャッチボールが成り立ちます。
こうしてお互いの情報が積み増されていき、いつしか最初いただいていた「相手がどんな人かわからない」という悩みは胡散霧散します。
これがたとえ多少人数増えた中での会話でも同じです。
「あなたはどんな人ですか?」
「へー、じゃあ隣のあなたは?」
とすればいいだけなのです。
こういった会話、簡単なようで難しい。
緊張でストレスを感じると、脳は萎縮しますからね。
大袈裟に共感して「仲間」感を出す
初対面同士では、お互いに警戒します。
相手のことがわからないので、まだ敵か味方かもわからないからです。
それならば、相手に「味方である」ことを表明してあげましょう。
簡単です。さっき言っていた「あなたはどんな人ですか?」の質問をしている中で、少しでも質問したあなたと似通ったポイントを見つけたら、共感するだけ。
「えー!マハラージャン好きなんですか?僕も大好きです!セーラームン太郎のMV何回も見ちゃいますよね」
ってな感じで、相手の言葉に大袈裟な共感をしてあげるだけです。
共感すれば、「わたしはあなたと似たポイントがあります。私は敵じゃないですよ。なぜなら似たもの同士ですからね」と簡単に表明できます。
これは相手が男性だろうと女性だろうと通用します。
わからない事はこわい事であることを認める
初対面の人とのコミュニケーション、それはこわいこと、恐怖です。
相手のことがわからないわけですから当然のことです。
でも相手のことがわかれば、当然のことながら怖くはありません。
私くらいになると、初対面の会話前から「どうせこれからこの人のことがわかるから、この会話にこわいところなんてない」という感じになります。
さながら、相手の出方に完璧な対応ができる武術の師範です。しかしここまで達するにはやはり、それなりに多くの人との手合わせが必要です。
こわい、難しいコミュニケーションの手合わせを続けるなかで、打たれ強くなり、筋肉もついて、いつしかコミュニケーション強者へとなるのではないかと思っております。